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授業の概要 (目標) | | 本講義では、日本の近世(江戸時代)を中心に展開した宗教・思想・学問を、思想史の視点から取り上げる。例えば戦国時代に伝来したキリスト教は、短期間のうちに広まった半面、江戸時代になって禁教令が徹底すると、急速に思想界の表舞台から消え去った。また、中世には思想界の主役だった仏教は、その座を儒教や国学に譲り、思想界の傍流となったとされる。しかし仏教が庶民にまで浸透し、現代につながる日本人の宗教観の形成に貢献したのは、近世の仏教だった。このように近世の思想界にはさまざまな立場が存在したが、ではそれらはどのような関わりを持ち、いかなる思想史的意義を有したのか。本講義はこれらのことを学ぶことを通じて、日本文化としての日本思想への理解を深めることを目標とすることにする。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 1、ガイダンス 2、キリスト教の伝来と受容 3、ヴァリニャーノによる日本布教方針の転換 4、日本の伝統思想とキリスト教の論争 5、排耶書の出現とその思想的特質 6、かくれキリシタンとその信仰 7、近世における「儒者」の登場 8、儒教による仏教批判 9、仏教からの儒教への反論 10、近世仏教の問題点 11、神仏分離思想の源流 12、神仏分離と廃仏毀釈 13、石田梅岩の思想 14、心学の普及とその限界 15、まとめ |
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評価方法 (基準等) | | |
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テキスト・ 参考文献 | | テキストは特に定めない。必要に応じて、授業中にプリントを配布する。 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:49 |