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授業の概要 (目標) | | | 禅の教えとその影響を日本の文化という視点から探究する。なお、文化とは「人間が形成してきた物心両面に渡る成果」と幅広く規定する。即ち衣食住をはじめとして技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など幅広い生活形成の様式と内容を含む、総体的なものとして捉えることとする。ここでも「禅とは何か」という基本的な問題から入り、原始仏教において捉えられた瞑想思想から、中国で新たに加えられた要素などについて、復習をかねて、若干の概観を試みる。次に、禅の特徴が具体的に見られる、または禅宗の僧侶によって伝えられた文化について紹介する。学問・芸術・芸能などに焦点をあてて考察を試み、禅の特徴が含まれているとは言い難いものでも、禅宗僧侶によって伝えられたものはその文化の一つであると認めて、なるべく具体的な事例に即して言及する予定である。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 1.「禅」とは何か-講義をはじめるにあたって- 2.禅と医学1-仏陀と医療、医方明- 3.禅と医学2-日本の漢方・歴史を中心に- 4.禅と医学3-日本の漢方・禅との関わり- 5.禅と茶道1-東アジア世界の茶の歴史- 6.禅と茶道2-『喫茶養生記』を読む- 7.『十牛図』をみる 8.禅と能文化-観阿弥・世阿弥親子- 9.禅と能文化-金春禅竹- 10.禅と庭園-禅庭の展開- 11.禅と文学-五山文学を中心に- 12.禅と文学-良寛と漢詩文- 13.禅と書道1-日本の書道の歴史、奈良・平安時代- 14.禅と書道2-日本の書道の歴史、鎌倉時代以降- 15.期試験 |
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評価方法 (基準等) | | |
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テキスト・ 参考文献 | | 古田紹欽・柳田聖山・鎌田茂雄・監修『叢書・禅と日本文化』(全十巻、ぺりかん社) 布目潮風『茶と中国文化』、東洋文庫『日本の茶書』 古田紹欽『古田紹欽著作集巻第七・禅と日本文化』(講談社、昭和55年) 養老猛司『日本人の身体観の歴史』(法蔵館、1996年) 服部敏良『日本医学史の研究』(吉川弘文館、1978年)など |
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参照ホーム ページ | | |
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| 備考 | | 禅と日本文化Ⅰをとっていることが望ましい。 講義の進度によっては、参禅も行いたいと考えている。
【注意】私語は厳禁である。注意されても、それでもなお私語を続ける者には、その場で10点の減点とする。「相槌を打っていただけ」の場合も同様に扱う。 |
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| 更新日付 | | 2014/08/15 11:32:49 |