開講年度2014
科目名アジア・オセアニア文化特講Ⅲb
開講学科国際文化学科 2007-2010年度入学
(全)開講学科国際文化学科 2011-2012年度入学
国際文化学科 2007-2010年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年3年
担当者日野 紹運
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 月曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
マハートマー・ガンディー研究
授業の概要
(目標)
 南アジア学上級編として、人類への貢献によって、否そのカリスマ性故人類の指導者として不滅となった、20世紀最大の偉人M・K・ガンディーを取り上げる。ガンディーの人類に残した「非暴力・不服従」は、理念として深遠であるばかりでなく、現実の実践運動形態としても普遍であることを示した。それは人類の宿業(しゅくごう)である「争い」を克服していくための希望である。
 今学期は、彼の運動・サッティアーグラハ(=真理を実現するための運動)について、彼の言う「真理」とは何であるか?その理念として柱になる「不殺生」「禁欲」「糸車」の解説から始める。彼の思想運動体は、ガンディー主義者、社会改革家に継承され、さらにサルボーダヤ運動として環境問題、差別問題、貧困問題等さまざまな社会問題にコミットしていくことになった。
 受講生の動向(=人数、本講春学期受講の有無、地域文化研究V受講の有無)に合わせて、最初の数回の内容を変更することがある。
授業の内容・
スケジュール
①思想運動としてのサッティヤーグラハ― その理念
②思想としてのアヒンサー
③実践としての無抵抗・不服従
④思想としてのブラフマチャリヤ
⑤実践としての断食
⑥思想としてのチャルカー
⑦実践としてのカディー生産
⑧サッティヤーグラハの理念・思想・実践― まとめ
⑨ガンディーと不可触民問題
⑩ガンディーとコミューナル問題
⑪思想運動の継承(ガンディー主義者、サルヴォーダヤ運動家)
⑫環境問題(チプコ運動他)
⑬差別問題(不可触民制廃絶、女性地位向上他)
⑭貧困問題(生活向上運動他)
⑮まとめ
評価方法
(基準等)
受講態度、課題、試験によって総合的に評価する。
テキスト・
参考文献
(参考文献)
『マハートマ・ガンディーの人格と思想』(創文社)
参照ホーム
ページ
備考
オフィスアワー<研究室 3536室>
<月> 2~4限を除く終日
<水> 昼休み~3限を除く終日
<木> 2~4限を除く終日
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:55