サブタイトル | | スペイン語圏の文化とその地理的広がりを通してみる歴史的変容性 |
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授業の概要 (目標) | | 文化とは、個人にとって所与のものである一方で、人間自身が歴史の中で作り出してきたものでもあり、時代や環境の変化に応じて変容していくものです。人や物や情報の移動が「国境」を容易く越えて、すごい速度で地球化現象が世界を覆いつつある現代社会においては、ますます異文化同士の接触の機会が日常的になっています。 本講義は、文化の意味と現代文化の混成文化としての性格を理解し、「市民」としてのしっかりとした見識と理性を身につけることを目指すことで、多文化・異文化に関する知識の理解、人類の文化、社会と自然に関する知識の理解、論理的思考能力、市民としての社会的責任の自覚などを深めることを到達目標としています。 秋学期開講のⅦbの講義では、前半は文化について共通の理解を得るために春学期開講のⅦaの前半とほぼ同じ内容を学習したあと、後半は、スペイン語圏の文化についてその地理的広がりを歴史的・動態的に捉え、時代や環境の変化に応じて変容していく文化とその空間についての理解を深めてもらいます。 |
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授業の内容・ スケジュール | | パワーポイントやインターネット・ビデオ視聴等を併用した講義を中心に据えながら、テーマによっては体験型の授業を行います。 1.概論とオリエンテーション(受講上の心構えと講義・評価方法の説明) 2.文化とは何か+講義内容確認テスト 3.文化と文明(1)+講義内容確認テスト 4.文化と文明(2)+講義内容確認テスト 5.民族と文化+講義内容確認テスト 6.混成文化としての日本文化+講義内容確認テスト 7.多文化主義の試みと文化相対主義+講義内容確認テスト 8.前半総括と「『近代世界システム』の起源について」+講義内容確認テスト 9.文化の歴史的変容性の理解(1)スペイン語の世界+講義内容確認テスト 10.文化の歴史的変容性の理解(2)スペイン語圏の文化(i)+講義内容確認テスト 11.文化の歴史的変容性の理解(3)スペイン語圏の文化(ii)+講義内容確認テスト 12.文化の歴史的変容性の理解(4)米国社会における「ヒスパニック」「ラティーノ」(i)メキシコ系の存在+講義内容確認テスト 13.文化の歴史的変容性の理解(5)米国社会における「ヒスパニック」「ラティーノ」(ii)中米系移民と米国社会(i)+講義内容確認テスト 14.文化の歴史的変容性の理解(6)米国社会における「ヒスパニック」「ラティーノ」(iii)中米系移民と米国社会(ii)+講義内容確認テスト 15.まとめと期末試験対策 |
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評価方法 (基準等) | | 基本的に学期末試験結果を学則通り成績評価とする。但し、S評価は、試験結果が90点以上で14回以上の無遅刻出席者のみを対象とする。A評価は、80点以上で12回以上の無遅刻出席を条件とする。10回以上の無遅刻出席がない学生は、評価の対象としない。期末試験は講義内容確認テストから出題されるので、毎回、出題内容をノートに記録するようにしておくこと。 |
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テキスト・ 参考文献 | | テキストは使用しない。 参考文献は、春学期Ⅶa用に示したものに加えて、田中・高木(北山)編著『北アメリカ社会を眺めて―女性軸とエスニシティ軸の交差点から』(関西学院大学出版会、2004年)、明石紀雄監修『21世紀アメリカ社会を知るための67章』(明石書店、2002年)、大泉・牛島編著『アメリカのヒスパニック=ラティーノ社会を知るための55章』(明石書店、2005年)、明石紀雄監修『新時代アメリカ社会を知るための60章』(明石書店、2013年)、細野・田中編著『エルサルバドルを知るための55章』(明石書店、2010年)のほか、授業中に指示する。 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 「公欠」以外の正規の欠席届が提出された回数分については、成績評価時には減点とされないように配慮する。しかし、飽くまでも「公欠」ではないので、評価対象者か否かを決定するための出席率の計算上は欠席となる。したがって、欠席過多=失格にならないために、日頃から真面目に出席する習慣をつけるように。質問等は、授業時間中でも下記メールでもいつでも受付ける。motodharma@gmail.com。ただし、学籍番号・氏名・講義科目名を明記のこと。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:50 |