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授業の概要 (目標) | | 現代を生きる私たちにとって、「越境」という行為は実に身近でたやすいことである。人々は地域社会を構成する集団から跳び出して世界各地を自由に往来し、メディアの発達によっても居ながらにして世界中の多種多様な「モノ」と情報を得ることが可能だ。 こうして生じたボーダーレス化、グローバル化した現状では、従来のような枠組みをもって文化を研究するのは困難である。また、異質な文化どうしの接触が、興味深い現象をさまざまに引き起こしつつある。 この講義では、ビデオによる映像資料を用いて具体的な民族事例を紹介しながら、コンテンポラリーな文化人類学の習得を目指す。さらに、越境によって形成された多文化社会・国家の中で、人類がどのように共生していくべきかを考えられるようにする。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 1.文化人類学のフィールドワーク -現地へ、人々の間へ― 2.民族誌 ―フィールドワークを報告する― 3.人種と民族、エスニシティ 4.国家と文化人類学 5.日本のエスニック・マイノリティ(1)在日外国人 6.日本のエスニック・マイノリティ(2)アイヌ 7.文化人類学と考古学 8.応用人類学 ―開発と観光― 9.医療人類学 10.宗教と文化現象 11.ジェンダー 12.親族と家族の「かたち」 13.芸術 14.芸術の影響力 15.文化の接触と変化 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験の成績を基本(80%)とし、受講態度(20%)を合わせて評価する。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 必要に応じて、プリントを配布する。 参考文献として、 山下晋司・船曳建夫2008『文化人類学キーワード』有斐閣双書KEYWORD SERIES 他、講義の中で随時紹介する。 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 春学期の文化人類学Ⅰを履修済であることが望ましいが、秋学期から文化人類学Ⅱのみを履修する場合には、文化人類学Ⅰで掲げた 祖父江孝男1979『文化人類学入門』中公新書560 も参考文献として勧める。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:49 |