サブタイトル | | |
|
授業の概要 (目標) | | 禅は、インドで発生し、中国に伝わり禅宗として発展した。ダルマを初祖とする中国禅宗は、ダルマから数えて6代目の時代に大きな転換期を迎え、北宗禅と南宗禅に分かれて隆盛へと向かった。特に南宗禅は、その後、更なる分派を繰り返し、五家七宗へと展開し、やがてわが国にもたらされた。 本講義では、歴代の祖師(禅の指導者)たちが遺した「語録」や「燈史」の中に含まれる公案(禅問答)を講読して、そこに示される教訓を見出すことによって、禅思想の理解を深めていこうと思う。テキストは、道元の著した真字『正法眼蔵』(『正法眼蔵三百則』)などの公案集や『景徳伝燈録』などの燈史を用いるが、その都度プリントを配付する。 また、必ずしも「禅の思想Ⅱ-Ⅰ」と内容的に連続しているわけではないので、「禅の思想Ⅱ-Ⅰ」の受講の有無に関係なく履修が可能である。 なお、この科目は宗内生資格取得科目になっているので、宗内生は履修することが望ましい。もちろん宗内生以外の履修も大いに歓迎する。 |
|
|
授業の内容・ スケジュール | | 1、はじめに…真字『正法眼蔵』とは 2、語録と公案 3、看話禅と黙照禅 4、公案の講読(1) 5、公案の講読(2) 6、公案の講読(3) 7、公案の講読(4) 8、公案の講読(5) 9、公案の講読(6) 10、公案の講読(7) 11、公案の講読(8) 12、公案の講読(9) 13、公案の講読(10) 14、公案の講読(11) 15、まとめ |
|
|
評価方法 (基準等) | | 原則として毎時間実施する小テスト(確認テスト)および期末試験(筆記試験)の成績を、それぞれ50%の割合で評価する |
|
|
テキスト・ 参考文献 | | 〈テキスト〉 プリントを配付する 〈参考文献〉 石井修道『中国禅宗史話-真字「正法眼蔵」に学ぶ』,禅文化研究所,1988年 伊藤秀憲・角田泰隆・石井修道『原文対照現代語訳道元禅師全集』第14巻,春秋社,2007年 蔡志忠『マンガ禅の思想』講談社+α文庫,1998年 ※その他、適宜紹介する |
|
|
参照ホーム ページ | | |
|
備考 | | 欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出すること 質問等がある場合は、オフィスアワーを確認の上、訪問すること 研究室:2427(2号館4階)および禅研究所 |
|
|
画像 | | |
|
ファイル | | |
|
更新日付 | | 2014/08/15 11:32:57 |