開講年度2014
科目名禅の思想Ⅱ-Ⅱ
開講学科宗教文化学科 2008-2012年度入学
(全)開講学科宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
部門専門  
開講種別秋学期
対象学年2年
担当者河合 泰弘
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 水曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
禅の公案に親しむ
授業の概要
(目標)
 禅は、インドで発生し、中国に伝わり禅宗として発展した。ダルマを初祖とする中国禅宗は、ダルマから数えて6代目の時代に大きな転換期を迎え、北宗禅と南宗禅に分かれて隆盛へと向かった。特に南宗禅は、その後、更なる分派を繰り返し、五家七宗へと展開し、やがてわが国にもたらされた。
 本講義では、歴代の祖師(禅の指導者)たちが遺した「語録」や「燈史」の中に含まれる公案(禅問答)を講読して、そこに示される教訓を見出すことによって、禅思想の理解を深めていこうと思う。テキストは、道元の著した真字『正法眼蔵』(『正法眼蔵三百則』)などの公案集や『景徳伝燈録』などの燈史を用いるが、その都度プリントを配付する。
 また、必ずしも「禅の思想Ⅱ-Ⅰ」と内容的に連続しているわけではないので、「禅の思想Ⅱ-Ⅰ」の受講の有無に関係なく履修が可能である。
 なお、この科目は宗内生資格取得科目になっているので、宗内生は履修することが望ましい。もちろん宗内生以外の履修も大いに歓迎する。 
授業の内容・
スケジュール
1、はじめに…真字『正法眼蔵』とは
2、語録と公案
3、看話禅と黙照禅
4、公案の講読(1)
5、公案の講読(2)
6、公案の講読(3)
7、公案の講読(4)
8、公案の講読(5)
9、公案の講読(6)
10、公案の講読(7)
11、公案の講読(8)
12、公案の講読(9)
13、公案の講読(10)
14、公案の講読(11)
15、まとめ
評価方法
(基準等)
原則として毎時間実施する小テスト(確認テスト)および期末試験(筆記試験)の成績を、それぞれ50%の割合で評価する
テキスト・
参考文献
〈テキスト〉
プリントを配付する
〈参考文献〉
石井修道『中国禅宗史話-真字「正法眼蔵」に学ぶ』,禅文化研究所,1988年
伊藤秀憲・角田泰隆・石井修道『原文対照現代語訳道元禅師全集』第14巻,春秋社,2007年
蔡志忠『マンガ禅の思想』講談社+α文庫,1998年
※その他、適宜紹介する
参照ホーム
ページ
備考
欠席する場合には、欠席届(公欠届)を提出すること
質問等がある場合は、オフィスアワーを確認の上、訪問すること
研究室:2427(2号館4階)および禅研究所
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:57