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授業の概要 (目標) | | 英国児童文学を代表する作品『ピーター・パン』を素材にして、イギリス文化について考えてみます。
本来は子供向けの作品ですが、中身を詳しく分析していくと、そこにはイギリス文化のいろいろな側面が隠されていることが分かります。この作品を様々な面から考えていくことで、イギリスとは何か、文化とは何か、家族とは何か、そして最後は「自分はいったい誰なのか」など、多くのことを考えて行きましょう。 これまでの受講生で、この授業は「自分を見つめ直す機会になった」という感想がありました。
なお、授業内容欄の「受講してほしい人・なるべく受講してほしくない人」を熟読してください。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 「世界はピーター・パンであふれている」私が考えた言葉です。
少し前にジョニー・デップ主演の『ネバーランド』という作品を観ました。知っていると思いますが、ネバーランドとはピーターパンが住む島の名前です。 この映画はこの作品の原作者J.M.バリという作家のことを描いた作品です。 『ピーター・パン』という作品は今でも人の心に住み着いているのですね。最近ではディズニー映画『ティンカー・ベル』シリーズも公開されました。
さて、この授業では次の5つのことを中心にします。
(1)普通はディズニー映画で知られている『ピーターパン』という作品の全体像を、あら筋の確認を中心に半期で読んでみます。 (2)著名な作品ですので、ディズニーを始め、いろいろな映像表現があります。実写版もあります(かなり面白い)。AV機器が利用できる教室を使いますので、視覚的にも理解します。 (3)作品に現れる様々な要素(ネバーランド、影、父親、母親、妖精、海賊などなど)を毎回文化的な側面から考察します。 (4)永遠に子供であること(ピーターパン)とは何か、逆に大人になるとはどういうことか、自分の人生に照らして考えて見ましょう。 (5)この作品が「本当に無邪気な子供」を主人公にした物語なのかどうかを、少しずつ明らかにします。 毎年、授業のたびに受講生の「目が輝いてくる」のを実感しています。15回の授業が短く感じるはずです。提出してもらうレポートもレベルの高いものが多くて嬉しいです。 今年も、この授業を通じて「驚きと感動」を約束します。
【受講してほしい人】 遅刻や欠席をしない人・専門以外の教養を幅広く身に付けたい人・本を読むことが好きな人・レポートを書くことできちんと自己表現をしたい人・大学生活で思い出になる授業を探している人
【なるべく受講してほしくない人】 映画を見ていれば単位がもらえると思っている人・遅刻や欠席が平気な人(愛知学院で一番厳しく、秒単位!です)・レポートを安直に済ませたい人・授業中にスマホが気になる人(発見されたら大幅減点、単位取得に赤信号!)・タバコを吸う人(座席指定のため、隣の人に匂いが移る) |
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評価方法 (基準等) | | 成績評価は3回のレポート(30%)定期テスト(70%)によります。 遅刻や欠席は、授業への参加意欲欠如とみなされますので、要注意。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 教科書はJ.M.バリ著『ピーターパン』岩波少年文庫、760円(税別)。丸善学内書店で。あらすじは授業で取り上げますが、詳細は各自作品を読んでください。 |
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備考 | | |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:55 |