開講年度2014
科目名化学Ⅱ
開講学科商学科 2007-2012入学
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2011-2012年度入学
商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
グローバル英語学科 2007-2010年度入学
総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
健康科学科 2013-2014年度入学
健康科学科 2010-2012年度入学
部門教養  
開講種別秋学期
対象学年1年
担当者山名 賢治
クラス
単位数2
曜日・時限秋学期 火曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
電池の歴史と環境・エネルギー問題
授業の概要
(目標)
 身の回りにはたくさんの電池があります。しかし、電池といっても様々な種類があって、それぞれが特徴を持っており、その用途も異なっています。本講義を通じて、さまざまな電池の特徴を知り、その知識を日常生活に役立てることができるようになってもらいたいと思っています。また、近代電池から最新のリチウムイオン電池、さらに次世代の革新的な電池である全固体電池など、化学電池がどのように進化し、自分たちの生活とかかわっているのかについても説明します。何となく日常生活で使っている電池に対して理解を深めることにより、化学的な現象や環境・エネルギー問題に興味を持ってもらいたいと思っています。
化学を専門としない学生のための授業です。
授業の内容・
スケジュール
 自分たちが普段使っている電池のほとんどは化学電池であり(太陽電池は物理電池)、酸化還元反応という化学反応によって放電しています。本講義では化学電池の放電の仕組みなどを説明しながら、電気の発見、化学電池の進化の過程、当時の時代背景など、その歴史についても紹介します。
 電池によっては使い切って長時間放置すると極端に寿命が短くなったり、寒いところではすぐに電池切れになったりするものもあります。また、使い切らずに放電と充電を繰り返すと寿命が短くなるメモリー効果という現象がおこるものもあります。このような化学電池が抱えている特徴や使用上の注意についても説明するので、日常生活の中で役立つ知識も身につくと思います。
 さらに、近年マスコミで取り上げられている「燃料電池」は水素と酸素から水を生成することによって発電するためクリーンエネルギーとして期待されています。その放電の仕組みと、コスト、品質保証、インフラなどの実用化に向けた課題についても解説します。
 
1.電池の種類
2.基本構造と放電の仕組み
3.ガルバーニによる発見
4.電池の発明と進化の過程
5.日本人電池技術者の活躍
6.電池に含まれる環境汚染物質(水銀、カドミウムなど)
7.充電式電池の普及
8.リチウムイオン電池の市場動向
9.近年の資源・エネルギー事情
10.再生可能エネルギー
11.水素エネルギーと燃料電池の意義
12.電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)の開発動向
13.EV・FCVの普及に向けた課題
14.次世代電池の開発動向
15.持続可能な社会の実現に向けた展望と戦略
この授業では、単に電池の原理を説明するのではなく、電池と日常生活、公害、その他の社会問題などとの関わりについて講義します。
環境・エネルギー問題については、自動車に関することが中心になります。
評価方法
(基準等)
定期試験80%
参加姿勢20%
以下の減点も行います。
欠席、遅刻、私語、内職などは減点対象とします。
テキスト・
参考文献
テキスト:必要に応じてプリントを配布します。
参考書:各トピックスについて、適当なものがあるときは授業中に紹介します。予習や復習に活用して下さい。
参照ホーム
ページ
1.水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)
2.社団法人電池工業会
備考
快適な環境で授業を行いたいと思っています。私語、内職などには厳しく対応します。
オフィスアワー
月曜:12:40~13:20、水曜:12:00~13:00、その他:在室中は可能であれば対応します。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56