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授業の概要 (目標) | | 地球規模で生起している問題や、国土を舞台として展開されている地理学的課題を、自然と人間との関わりから講義する。秋学期は、人文地理学をテーマに具体的には農業問題、食糧問題、資源問題、工業立地、民族紛争など社会一般に関心の高い内容を、それらの該当地域に下ろして検討する。また、地理学的基本知識を身に付けるため、問題生起のメカニズムを分かりやすく解説したい。これらの問題を各自の問題として捉え、解決策を考えてほしい。 そこで、平易で見やすい資料や視聴覚機器を使用し各項目を検討していきたい。これらを学ぶことによって、地理学の見方・考え方を知り、実生活で役立つ内容となるよう論を進めたい。地理学IIでは地理学の基礎と人文地理学的内容を中心に講義する。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 授業は講義式であるが、できるだけ学生の意見を取り入れながら解決策を考えてゆきたい。地理学Ⅱでは、日本の農業、世界の食糧、日本の資源供給の問題、工業立地の変遷、世界の民族紛争などを各種資料やDVDなどを視聴しながら理解していただく。
1.人文地理学とは (人間活動に視点をおいた地理学) 2.日本の農業 (自然条件に恵まれた日本の農業) 3.水田農業の優位性 (2000年前から続く稲作) 4.世界の食糧問題 (世界における5つの食糧危機) 5.食糧の南北格差 (経済格差に伴う栄養不足・飢餓の問題) 6.先進国の農業問題 (農業と工業の格差) 7.資源・エネルギー問題 (日本の資源自給率の低さ) 8.石油ショック (1973年の第一次石油ショックの状況を視聴) 9.将来のエネルギー (太陽光・地熱・風力などの開発状況) 10.工業立地 (A.ウェーバーの理論と輸送費) 11.新しい工業立地 (海外移転・臨空港指向型) 12.先端技術産業 (シリコンヴァレー・サンベルト) 13.世界の民族問題 (人種・民族の違いによる各地の紛争) 14.パレスチナ紛争 (イスラエルとパレスチナの対立) 15.日本の国境問題 (北方領土・尖閣列島・竹島などの問題) |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験の筆記試験80%、授業中の態度10%、小レポート10%として評価する。2/3以上の出席を前提とする。テーマごとに各自が自主レポートを提出するのは可とする。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 〈テキスト〉 山野明男著『地理学の視点』あるむ刊 1,000円(成文堂) 〈参考書〉 長谷川典夫編『地理学トピック60題』原書房 3,150円 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 中学または高校で使用した地図帳を持参すると参考になる。講義を受ける前にテーマについて、テキストやHPなどで予習してほしい。履修生が良い環境で受講できるよう教室のルールは厳しくしている。講義についての相談や質問は山野明男研究室(2514)へ。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:55 |