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授業の概要 (目標) | | 本講義では、近代ヨーロッパの歴史を、「二重革命」という観点から講義する。 18世紀後半、ヨーロッパで二つの革命が起こった。イギリス産業革命とフランス革命である。これを皮切りに、19世紀のヨーロッパ各国で、産業革命と市民革命が続いた。その影響は世界に波及し、経済と政治の二つの領域で始まった変革があいまって、現在の社会を形作っていくのである。英仏両国は、あらゆる面で近代社会のモデルを提供した。イギリスは議会政治と工業社会の、フランスは民主主義と国民国家の模範となった。19世紀ヨーロッパが生み出し、世界に広めた高い生産力と民主主義の理念は、世界の人々に大いなる影響を与え、人類の遺産として継承された。しかし、二度の世界大戦から冷戦の終結へと至る過程で、もはや近代社会のモデルとしての使命を終えたかに思える。このような問題を歴史学的に考えることによって、ヨーロッパ近代史の基礎知識の習得を目指す。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 講義形式 1.英仏植民地争奪戦 2.アメリカの独立 3.フランス革命 4.ナポレオン時代 5.産業革命と資本主義の発達 6.ウィーン体制の成立 7.ウィーン体制の動揺と崩壊 8.自由主義と国家統一の時代 9.イギリス自由主義の発展 10.フランス民主政の発展 11.イタリアの統一 12.ドイツの統一 13.帝政ロシアの改造 14.アメリカ合衆国の再建と膨張 15.帝国主義の時代 |
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評価方法 (基準等) | | 筆記試験。講義内容の理解度が第一の評価基準。講義内容を徹底的に理解すること。それを定期試験における筆記テストで確認する。 |
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テキスト・ 参考文献 | | テキストは指定しない。 参考文献として、福井憲彦『近代ヨーロッパ史』(放送大学教育振興会、2005年/ちくま学芸文庫、2010年)を挙げる。やや高度だが、初学者がこの時代の概観を得るのに便利。 その他の参考文献は、適宜紹介する。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:58 |