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授業の概要 (目標) | | 道徳教育の問題は、本来、人間の内面的・人格的形成を目指す教育の営みにとって、その基底に据えられるべき性格をもっている。急激に変貌する現代社会では、一人一人が生き抜くための確固たる価値基準をそれぞれ主体的に形成しなければならない。そうした環境に対する教育的配慮が重要であることは言うまでもないが、それと同時に、未来を担う子どもたちが、急速に変化する環境のなかでたくましく生き抜いていくための力を自ら培っていくことが求められている。 昭和33年の特設「道徳」の発足以来、教育の現場は、道徳教育の指導に、混迷と苦慮を重ねてきている。道徳への確固たる認識と、人間形成への主体的把握が教師一般に強く求められるゆえんである。道徳教育のもつ意義と重要性への再認識についての覚醒を促すこととともに、それへのアプローチの理論と実践の範型を提示することがこの講義のねらいである。 |
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授業の内容・ スケジュール | | I.道徳の本質 1)道徳とは何か 2)道徳の基準 II.道徳教育への関心の高まり 1)道徳教育の領域 2)望ましい道徳教育 3)道徳教育の重要性 III.道徳教育の歴史[I] 1)近世の道徳教育 2)近代の道徳教育 3)大正・昭和期(戦前)の道徳教育 IV.道徳教育の歴史[II] 1)戦後の道徳教育 2)特設「道徳」の成立 3)「期待される人間像」と道徳教育 V.道徳教育の歴史[III] 1)中央教育審議会答申と学習指導要領の改訂 2)平成10年版学習指導要領 3)平成20年版学習指導要領 VI.道徳教育のあり方 1)道徳教育のあり方とその工夫 2)教師の姿勢と指導上の留意点 Ⅶ.道徳教育の実際 1)学習指導案とその作成 2)指導過程の工夫 3)教師の資質と今日的課題 |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験による。試験の際、自筆のノートの参考は可。但し、道徳についての認識、考えを問うことになります。 |
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テキスト・ 参考文献 | | |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:56 |