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授業の概要 (目標) | | 教職論というこの授業でまず問いかけたいのは、「先生」とはどういう人のことをいうのか、ということです。皆さんはこれまで学校で先生という人に出会い、勉強し、そしてまたこの教職論でも「先生」から教わることになります。しかし、皆さんはこれまで、「先生」とはいったいどういう人のことなのか、または「先生」という職業に求められているのはいったい何であるのか、真正面から考えたことはなかったのではないでしょうか。 教師というのは「仕事に就いているおとな」として、一番身近な人です。親の働いているところを見たことがない人というのは少なくありませんが、教師というおとなの働く姿には皆さんは10年以上も接してきているわけです。したがって、教職という仕事もとりたてて考えるほどのものでない、わかりきったことのように思われがちです。 しかし、教職という仕事は決して単純なルーティーン・ワークではありません。教師は人を育てるという大切な使命を負っており、日常で接している子どもやその親だけでなく、地域社会や国家からも大きな期待をよせられ、そのため自己研鑽のきびしい要求をつきつけられる存在であるのです。 この授業では、教職のもつ意味や専門性、教師文化、同僚との共同、教師自身の成長など、いろいろな角度から「先生」を考えてみたいと思います。 この授業で皆さんが、少しでも自分なりの「先生」のイメージを作ることができ、それが教職を学ぶ意味を考えることにつながることを期待します。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 〈第1回〉introduction 〈第2回〉教師という責任重大な雑多な仕事 〈第3回〉教師の仕事の特徴 〈第4回〉教師の本来の仕事とは? 〈第5回〉教職生活と教師のアイデンティティ(1):リアリティ・ショック 〈第6回〉教職生活と教師のアイデンティティ(2):中年期の危機 〈第7回〉教職生活と教師のアイデンティティ(3):ある教師の事例から 〈第8回〉感情労働とバーン・アウト 〈第9回〉学校における同僚性 〈第10回〉教師の仕事におけるカウンセリング的要素 〈第11回〉教師の研修 〈第12回〉学習指導要領と教科書 〈第13回〉日の丸・君が代問題とは? 〈第14回〉教師に対する管理と統制 〈第15回〉まとめ |
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評価方法 (基準等) | | |
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テキスト・ 参考文献 | | @テキスト 秋田喜代美・佐藤学『新しい時代の教職入門』有斐閣アルマ、2006年 @参考文献 随時紹介 |
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参照ホーム ページ | | |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:50 |