開講年度2014
科目名高齢化社会と教育
開講学科総合政策学科 2008-2012年度入学
(全)開講学科総合政策学科 2008-2012年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年2年
担当者竹市 良成
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
授業の概要
(目標)
 わが国では、1994年に総人口に占める65歳以上の人口が14%を超え、高齢社会に到達している。高齢化のスピードは他国に比べ早く、それだけに克服すべき課題も多い。しかし長寿化による積極的な可能性も少なくない。その可能性を切り拓いてくれるのが生涯学習である。長寿を存分に享受し、充実した人生を全うするためにも「生きがい・生き方」発見や能力(再)開発が必要であり、高齢者の経験や知恵を社会に活かし、豊かな共生社会を創造していくためにも世代交流の生涯学習が欠かせないからである。
 この講義では、以上のような問題意識のもとに、日本の高齢者の実態とその特徴を諸外国とも比較しつつ概観し、そのうえでまず高齢者の発達・学習課題を検討し、地域・自治体の具体例に即して高齢者教育に関する政策・行政・事業、および実践の概要を述べる。さらに他世代の高齢化問題学習にも言及し、まとめとして高齢社会における生涯学習のあり方について提言してみたい。
授業の内容・
スケジュール
1、高齢化社会から高齢社会へ
2、高齢者の実態(1)-生活・就労・健康・福祉等ー
3、同上(2)-家庭・地域・学習ー
4、高齢者の発達・学習課題(1)ー生きがい・生き方発見ー
5、同上(2)-心・身・知にかかわる能力開発ー
6、高齢者教育に関する政策・行政・事業(1)-文部科学省・厚生労働省ー
7、同上(2)-都道府県ー
8、同上(3)ー市町村ー
9、高齢者の学習実践(1)-生きがいの創造と能力開発ー
10、同上(2)-世代を超えた交流学習ー
11、同上(3)-ふれあいの地域づくりー
12、他世代の高齢化学習(1)ー子どもの福祉学習ー
13、同上(2)-女性の老いの学習ー
14、諸外国の高齢者教育
15、まとめ
評価方法
(基準等)
定期試験によります。但し、問題解決型学習を目指すため単なる暗記を超えたものが重要なものになります。
テキスト・
参考文献
 とくにテキストは使用しません。授業中に適宜資料を配布します。
参照ホーム
ページ
備考
 新聞、TVなどで高齢化問題についての記事・番組はたくさんあります。どんなことが問題になっているかを知るよいチャンスです。高齢者や高齢社会のなにかに少しでも関心があればこの講義が面白くなると思います。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56