開講年度2014
科目名行動心理学a
開講学科心理学科 2013年度以降入学
(全)開講学科心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年2年
担当者福本 和哉
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
学習行動の心理学
授業の概要
(目標)
〈概要〉学習心理学とは行動の原因と結果の結びつきを知る学問である。心理学で用いられる学習とは学校の勉強のことだけを指す言葉ではなく、様々な知識、態度、価値観の変化まで含まれている。つまり、私たちが日常生活で何気なく行う動作一つを取っても学習の結果もたらされたものであるといっても過言ではない。本講義では、こうした我々の行動を規定している学習の仕組み、その歴史的背景、そして、学習心理学の発展に深くかかわりのある動物たちの実験を紹介しながら講義を進めていく。
〈目標〉学習によってもたらされる行動の変化と、その背後にある仕組みを理解し、様々な場面で応用され役立てられていることを知る。 
授業の内容・
スケジュール
基本的にパソコン(パワーポイント)を使用して授業を進める。この際授業内で取り上げられる内容に関して、映像等を流しながら視覚的に分かりやすい説明を行う。

〈 1 週〉 学習心理学とは何か(1):歴史的背景
〈 2 週〉 学習心理学とは何か(2):研究方法
〈 3 週〉 馴化と鋭敏化
〈 4 週〉 古典的条件づけ(1):基本的特徴
〈 5 週〉 古典的条件づけ(2):信号機能
〈 6 週〉 古典的条件づけ(3):発現システムと適応的意味
〈 7 週〉 オペラント条件づけ(1):基本的特徴
〈 8 週〉 オペラント条件づけ(2):強化スケジュール
〈 9 週〉 オペラント条件づけ(3):刺激性制御
〈10週〉 直接的経験に依存しない行動(1):概念学習
〈11週〉 直接的経験に依存しない行動(2):観察学習と問題解決
〈12週〉 記憶と学習(1):短期記憶,長期記憶,イメージ記憶
〈13週〉 記憶と学習(2):系列学習と空間学習
〈14週〉 記憶と学習(3):学習の学習,進化と学習
〈15週〉 学習心理学と応用研究 
評価方法
(基準等)
授業内の小レポート30%、定期試験70%によって総合的に評価する。また、受講態度・出席回数が著しく悪いものは減点対象とする。
テキスト・
参考文献
〈テキスト〉
特定のテキストは使用しない。
〈参考文献〉
実森正子・中島定彦著 『学習の心理~行動のメカニズムを探る』 サイエンス社 2000(初学者向け)
ジェームズ・E・メイザー著 『メイザーの学習と行動』二瓶社 2008.(専門的な内容)
〈授業外の学修〉
テレビ・新聞・雑誌等の多様なメディアを利用して、動物の行動や学習といったテーマについて考える機会を積極的にもつ。 
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ページ
備考
画像
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更新日付2014/08/15 11:32:50