開講年度2014
科目名東洋史概説Ⅱ
開講学科歴史学科 2002-2012年度入学
(全)開講学科歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
部門専門  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者菊池 一隆
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 水曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
近現代中国の動向と日本
授業の概要
(目標)
中国は遅れた面を有しながらも、国際政治、国際経済に大きな影響を及ぼし、日本を抜いて世界第二位の経済大国となった。日本を包括する東アジアのみならず、世界を論じる際に、台頭する中国を除いては考えられない。その中国がアヘン戦争など列強の侵略を受け、大きく動揺し、没落の過程を辿った。こうした中で、中国は必死の状況打開の道を探り続けた。辛亥革命、学生による五・四運動、中国の統一を目指す北伐、さらに日中戦争について話す。できれば学生からの要望の多いプロレタリア文化大革命に論及する。このように、日本を考える上でも東アジアの歴史学が極めて重要な学問として浮上してきているのである。現在、確かに日本と中国間では南京大虐殺問題や尖閣列島問題など矛盾も多いが、こうした現状こそ歴史を客観視し、互いに長所、欠点を凝視し、冷静に考える必要があろう。
授業の内容・
スケジュール
1、導入-歴史学とは何か-
2、清朝体制の動揺と英国のアヘン貿易
3、アヘン戦争と南京条約
4、太平天国運動とアロー号事件
5、洋務運動と日清戦争
6、変法自強運動、義和団運動
7、辛亥革命と孫文-中華民国の成立-
8、袁世凱の独裁政権と日本の対華二十一ヵ条要求
9、新文化運動と五・四運動
10、五・三〇事件、北伐と日本軍の山東出兵
11、「満洲」事変
12、「満洲国」建国と満洲武装移民
13、日中戦争から太平洋戦争へ
14、文化大革命と改革開放政策
15、まとめ
評価方法
(基準等)
評価は、最後に試験(8割)をおこなうが、参加度、熱心さ(2割)も考慮する。また、一度、小試験も実施する場合もあり、それも評価に加える。
テキスト・
参考文献
<テキスト>『新 図説中国近現代史』法律文化社、2940円
<参考文献>菊池一隆『中国抗日軍事史1937-1945』有志舎、2800円
菊池一隆『東アジア歴史教科書の構図-日本・中国・台湾・韓国・在日朝鮮人学校』法律文化社、6800円など
参照ホーム
ページ
備考
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56