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授業の概要
（目標） | | この授業では、曹洞宗の規範に準じて坐禅を行う。坐禅は、釈尊のさとりに直接つながる修行法であり、中国でも日本おいても智慧を得るための修行法として、広く仏教界で重視された。禅宗では日常の生活すべてが修行と捉えられているが、その中でも特に坐禅がその中心をなしている。日本曹洞宗の高祖道元は、坐禅を単なる修行法ではなく、坐禅を行ずることはそのまま仏を行ずることであり、坐禅する姿は仏の姿であると述べている。このように、仏道修行の根幹をなす坐禅を実際に組み、仏の行を体感することを目標とする。
坐禅においてはその基本として、「調身」・「調息」・「調心」の３つの調えるものがある。まずこれに努める。次に、坐禅の意義を学んでいく。坐禅の精神を日常生活に応用できれば幸いである。
なお、この科目は宗内生資格取得科目になっているので、宗内生は履修することが望ましい。もちろん宗内生以外の履修も大いに歓迎する。 |
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授業の内容・
スケジュール | | | この授業においては、毎回、授業の前半は、坐禅の仕方をきちんと身につけることに努めていきたいと思う。すなわち、姿勢を正す（調身）、呼吸を調える（調息）、心を落ち着ける（調心）に尽力し坐禅が正しく出来るように、坐禅に専念できる時間とする。また授業の後半は、坐禅をしながら道元が著した『普勧坐禅儀』を読誦することによって坐禅の意義と坐禅の心得や意義を理解していきたいと思う。また、授業の前半と後半との間に、経行を行う。なお、坐ることに慣れてきたら交代で直堂（警策の当番）を担当していただこうと思う。 |
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評価方法
（基準等） | | 実習態度と期末レポートの総合評価。それぞれの割合は、およそ７０％・３０％とする。実習態度は坐禅している時だけではなく、靴やスリッパの扱い方、坐禅堂への出入り、さらには服装なども含む。
なお、いかなる理由があろうとも、履修変更者も含んで出席数が１１回未満の者は、失格とする。公欠も出席とは認めない（公欠の場合は補講を行う場合があるので、必ず相談すること）。 |
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テキスト・
参考文献 | | 〈テキスト〉曹洞宗宗務庁『参禅のしおり』（曹洞宗宗務庁）50円、（授業中に配付する）
〈参考文献〉愛知学院大学宗教研究会編『宗教と人間―真（まこと）の生き方を求めて―』大東出版社，1,000円 |
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参照ホーム
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| 備考 | | 遅刻した者の入堂は許可しない
質問等がある場合は、オフィスアワーを確認の上、訪問すること
研究室：2427（2号館4階）および禅研究所 |
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| 更新日付 | | 2014/08/15 11:32:57 |