開講年度2014
科目名化学Ⅰ C
開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
(全)開講学科医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
部門教養  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者来住 準一
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 3時限
キャンパス


サブタイトル
専門科目への橋渡し
授業の概要
(目標)
専門科目の学習・習得のための基礎知識を学ぶ入門科目である。授業は学習効率を高めるため、講義(化学1)と実習(化学実習1)を交互に組合わせたモザイク型で進行する。化学1では、高校化学の学習内容を踏まえながら、原子の構造、電子配置、化学結合、分子間力、原子の量的取り扱い、酸・塩基、酸化・還元、化学平衡と緩衝作用、水溶液の性質、溶液の濃度(モル濃度、規定度、%、ppm、ppbなど)および希釈溶液の調製法などについて学ぶ。また、化学実習1では、ガラス細工、容量器具の取り扱いとそれを用いた試薬の調製、pHメーターの取り扱い、緩衝溶液の調製、比色定量法などについて学ぶ。また、実験結果をレポートにまとめる技術を習得する。進度や内容は必要に応じて調整することがあります。
授業の内容・
スケジュール
1:物質の構造と性質:物質の三態、物理的変化と化学的変化、
  単位の換算、SI接頭語、密度、比重 ⇒(教)第1章 p.3-32、第6章 p.149-156
  原子の構造:原子の内部構成、同位体、原子量⇒(教)第3章 p.60-67
2:エネルギー:運動エネルギー、ポテンシャルエネルギー、
  熱エネルギー、電磁エネルギー、エネルギー保存の法則、
  熱力学第2法則⇒(教)第2章 p.36-57
3:化学結合:電子配置、原子軌道、原子の周期律⇒(教)第3章 p.67-86
  イオン結合、共有結合、配位結合、金属結合、電子式⇒(教)第4章 p.90-101
  化学式と命名法⇒(教)第4章 p.111-117
  ★周期表の作製
4:分子間相互作用:電気陰性度、水素結合、ファンデルワールス力 
  ⇒(教)第4章 p.102-107 
5:化学反応式とモル⇒(教)第5章 p.120-143
6:★実習上の一般的注意、ガラス細工(パスツールピペットとマドラーの作製)
  ⇒(実)p.1〜10
7:★試薬の調製と薬品の取扱い、容量器具の使用法⇒(実)p.11〜20
8:化学反応と化学平衡:活性化エネルギー、発熱反応・吸熱反応、
  反応速度に影響を与える因子、化学平衡、ルシャトリエの原理
  ⇒(教)第9章 p.230-254 
9:酸と塩基、pH⇒(教)第12章 p.306-326
10:★pHメーターと緩衝能⇒(実) p.21〜31
11:緩衝作用、緩衝液⇒(教)第12章 p.327-331
   ★実習レポートの書き方⇒(実)p.65〜67
12:溶液の濃度:モル濃度、規定度、パーセント濃度、ppm、ppb
   溶液の希釈⇒(教)第11章 p.280-302
13:酸化と還元⇒(教)第4章 p.109-111
14:★比色定量法(その1 )⇒(実)p.39〜44
15:★清涼飲料水中のリンの定量 ⇒(実)p.39〜44、プリント
(注)★は実習。無印は講義。なお、(教)は教科書。(実)は実習書。
・毎回出席をとります。欠席をするとついて来れなくなります。
・授業は教科書にそって進行します。授業前に次回の予習をしておいて下さい。
・授業毎に学習目標を配布し、課題(宿題)を課します。しっかり復習をすることを心がけて下さい。未提出の場合は減点します。
・ほぼ毎回、前回の内容について確認テストを実施します。
評価方法
(基準等)
化学I:毎回の確認テスト10%、中間テスト20%、期末試験70%による総合評価
化学実習I:実習制作物20%、レポート(実習課題を含む)80%による総合評価
テキスト・
参考文献
(教科書)
化学I:生命科学のための基礎化学〜無機物理化学編(丸善出版、3200円)を教科書として使用します。必ず授業開始までに購入しておいて下さい。
化学実習I:実習書(化学実習指針、化学教室編)を実習開始前に無料配付します。実習内容を把握してから実習に臨んで下さい。
参照ホーム
ページ
備考
・講義(化学I)とそれに関連した実習(化学実習I)を交互に組合わせたモザイク型で進行します。実習はグループで行なうことがほとんどです。実習日のアルバイトなどは避けて下さい。やむをえず欠席する場合は、必ず連絡して下さい。
・授業中の私語を厳禁します。授業中の携帯電話使用は禁止します。
・オフィスアワーは 月・水・木のお昼休み時間です。4号館・2階・化学教室にいますので遠慮なく訪ねて下さい。 連絡先:junichi@dpc.agu.ac.jp
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ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:56