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授業の概要 (目標) | | 地球規模で生起している問題や、国土を舞台として展開されている地理学的課題を、自然と人間との関わりから講義したい。春学期は、自然地理学をテーマに具体的には東日本大震災などの地震、火山活動、気候変動・地球温暖化、水資源など社会一般に関心の高い事象を、それぞれの該当地域に下ろして検討する。また、地理学的基本知識を身に付けるため、問題生起のメカニズムを分かりやすく解説したい。これらの問題を各自の問題として捉え、解決策を考えてほしい。 そこで、平易で見やすい資料や視聴覚機器を使用し、各項目ごとに検討していきたい。これらを学ぶことによって、地理学の見方・考え方を知り、実生活で役立つ内容となるよう論を進めたい。なお、地理学Iでは地理学の基礎と自然地理学的内容を中心に講義する。 |
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授業の内容・ スケジュール | | 授業は講義式であるが、できるだけ学生の意見も取り入れながら解決策を考えていきたい。地理学Ⅰでは、プレートテクトニクス、世界の気候変動、地球温暖化、水資源の問題などを各種資料やDVDなどを視聴しながら理解していただく。
1.ガイダンス ・自然地理学とは 2.世界の地体構造 (地体構造の3区分・新期造山帯の役割) 3.プレートテクトニクス理論 (プレート運動と地形・地震の関係) 4.巨大山脈の誕生 (ヒマラヤ・アルプス山脈の成因) 5.地震災害 (阪神大震災) 6.津波災害 (東日本大震災) 7.火山活動 (火山と地震の分布の関連) 8.世界の気候 (気候帯と気候区) 9.日本の気候 (四季が明瞭な理由) 10.世界の気候変動 (過去の気候変動・氷河期と間氷期) 11.地球の温暖化 (海水面上昇) 12.水の利用 (水文学) 13.水資源確保 (夏の渇水期の水不足問題) 14.愛知用水 (知多半島まで120kmの用水路建設) 15.長良川河口堰 (河口堰の治水・利水・環境の問題提起) |
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評価方法 (基準等) | | 定期試験の筆記試験80%、授業中の態度10%、小レポート10%として評価する。2/3以上の出席を前提とする。テーマごとに各自が自主レポートを提出するのは可とする。 |
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テキスト・ 参考文献 | | 〈テキスト〉 山野明男著『地理学の視点』 あるむ刊 1,000円(成文堂) 〈参考書〉 長谷川典夫編『地理学トピック60題』 原書房 3,150円 |
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参照ホーム ページ | | |
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備考 | | 中学または高校で使用した地図帳を持参すると参考になる。講義を受ける前にテーマについて,テキストやHPなどで予習して参加してほしい。履修生が良い環境で受講できるよう教室のルールは厳しくしている。講義についての相談や質問は山野明男研究室(2514)へ。 |
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更新日付 | | 2014/08/15 11:32:55 |