開講年度2014
科目名歴史学Ⅰ
開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
日本文化学科 2013年度以降入学
日本文化学科 2004-2012年度入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2011-2012年度入学
国際文化学科 2007-2010年度入学
商学科 2013年度以降入学
商学科 2007-2012入学
ビジネス情報学科
グローバル英語学科 2007-2010年度入学
経営学科 2013年度以降入学
経営学科 2007-2012年度入学
現代企業学科 2008年度以降入学
法律学科 2013年度以降入学
法律学科 2007-2012年度入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2007-2012年度入学
心理学科 2013年度以降入学
心理学科 2010-2012年度入学
医療薬学科6年コース 2011-2014年度入学
歯学部歯学科 2002-2014年度入学
部門教養  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者安原 功
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 火曜日 2時限
キャンパス


サブタイトル
「日本」成立―律令国家の形成と構造
授業の概要
(目標)
 「日本」の国号は大宝律令制定の翌年、大宝2(702)年の遣唐使が初めて使用したとされます。これ以前、6世紀末に隋が南北に分裂していた中国を統一、強大な中華帝国が復活すると朝鮮半島情勢は緊迫の度を高めました。推古朝の倭でも国内改革と遣隋使の派遣が一体的に行われます。続いて唐の介入が契機となり半島は統一への激動期に入ると共に、やはり倭では大化の改新が起きて律令国家の構築が本格化、白村江の敗北による唐・新羅の軍事占領=倭滅亡の危機の中で、律令国家建設はさらに進められました。
 本講義では東アジア国際社会の原点、激動の渦中での「日本」成立を学ぶことを通して、近年問題が続いている日本と東アジア諸国の関係を、社会科学的な知識と認識力に立脚して考えられるようになることを目的とします。
授業の内容・
スケジュール
 講義形式。スケジュールは以下のとおり。

1.はじめに

第一部 倭人社会の成立と展開
2.東アジアの二大文化圏―照葉樹林文化圏/ナラ林文化圏
3.倭人社会の出現―渡来人集団の移住と倭人社会の出現
4.倭人社会の発展―国土統合と対半島・中国外交

第二部 律令国家の形成
5.推古朝の国制改革と列島社会(1)―伝統集落の消滅/開発集落の出現
6.推古朝の国制改革と列島社会(2)―隋と高句麗の対立/「対等」外交とは?
7.唐の介入と「戦争の世紀」―半島統一の本格化
8.大化の改新と白村江の戦い―半島情勢の激化と倭滅亡の危機
9.百済・新羅王都への旅―現地写真などを中心に
10.天武・持統朝(1)―壬申の乱と律令国家建設の進行
11.天武・持統朝(2)―飛鳥浄御原宮と藤原京

第三部 律令国家と在地社会
12.大宝律令の制定と対唐・新羅外交―「日本」国号の創造/小中華帝国
13.律令国家のしくみ(1)―租税制度と班田収授法・公出挙
14.律令国家のしくみ(2)―天孫降臨神話・大嘗祭/祈年祭
15.律令国家と在地社会の二重構造―古代村落の稲作再生産
評価方法
(基準等)
定期試験80% 受講態度20%
テキスト・
参考文献
【テキスト】 なし
【参考文献】 下記以外に授業でも紹介するので参照してほしい。
吉田孝著『日本の誕生』 岩波書店 1997.6 ¥798 【210.3/0919】入門に最適 
森公章著『東アジアの動乱と倭国』吉川弘文館 2006.12 【210.1/0569/1】2006.12 ¥2,500  特に外交面で 理解を深めたい人向け
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ページ
備考
授業中の私語・携帯電話の操作は厳禁です。
疑問があれば講義中・後に気軽に質問してください。質問用紙も用意します。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:49