開講年度2014
科目名法学Ⅰ
開講学科国際文化学科 2007-2010年度入学
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
宗教文化学科 2013年度入学
宗教文化学科 2008-2012年度入学
歴史学科 2013-2014年度入学
歴史学科 2002-2012年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2011-2012年度入学
日本文化学科 2013年度以降入学
日本文化学科 2004-2012年度入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2011-2012年度入学
国際文化学科 2007-2010年度入学
グローバル英語学科 2007-2010年度入学
総合政策学科 2013年度以降入学
総合政策学科 2008-2012年度入学
部門教養  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者武林 悦子
クラス
単位数2
曜日・時限春学期 金曜日 4時限
キャンパス


サブタイトル
国の最高法規である日本国憲法の内容の検討
授業の概要
(目標)
 日本国憲法は、1947年5月3日の施行から60年以上経過しています。その一方で、日常生活の中では、科学・医療技術の発展、生活環境の変化、情報化社会、国際化など、憲法制定当時、編纂者たちが思い描いた想像をはるかに超える大きな変化に直面しています。憲法解釈の変更、憲法改正への活発な議論の動きがみられるように、終戦直後に制定された日本国憲法の規定と現代社会における人々の価値観とが合致しているのか、新しく主張されている権利に憲法は対応できるのか、更には、集団的自衛権など自衛隊をめぐる憲法9条の解釈など、議論も少なくないようです。
 法学Ⅰでは、主に日本国憲法の内容について講義を行います。日常生活の中で、私たちは既に憲法に基づく法的保護の恩恵を受けていますが、講義では、憲法の根拠規定を確認しながら、その内容を改めて検討・解釈していきます。まずは、現行の日本国憲法を理解することにより、自分自身の憲法に対する考え方を持つ、そのことにより憲法改正の議論・投票がなされる際には、自信を持って意思表示ができることを目標とします。
授業の内容・
スケジュール
 1週目  講義の進め方について説明
      法とは何か?
       憲法とは何か、法と道徳の違い、法と強制
 2週目  法の分類(1)
       成文法の分類、慣習法、公法と私法
 3週目  法の分類(2)
       一般法と特別法、憲法の分類
 4週目  日本憲法史
       大日本帝国憲法の特色、ポツダム宣言、8月革命説
 5週目  日本国憲法の成立
       日本国憲法前文、日本国憲法の基本原理
 6週目  国民主権と選挙
       「国民」とは?、主権の意味と選挙権
 7週目  象徴天皇制
       日本国憲法における天皇の地位
 8週目  基本的人権の保障
       人権の歴史と人権の享有主体
 9週目  幸福追求権
       明文の根拠を欠く基本的人権の保障、プライバシーの権利
10週目  自己決定権
       ライフスタイルと権利、尊厳死、自殺
11週目  法の下の平等
       「平等」の意味
12週目  精神的自由権
       思想・良心の自由、信教の自由、表現の自由
13週目  人身的自由権
       奴隷的拘束と苦役からの自由、適正手続の保障、刑罰
14週目  社会権
       生存権、労働権 ハンセン病事件
15週目  平和主義
       憲法9条をどう解釈するのか?、集団的自衛権
評価方法
(基準等)
主として定期試験の結果を基準とします。
 試験70%、小テスト20%、授業態度10%
テキスト・
参考文献
小嶋和司・大石真「憲法概観」有斐閣双書 2011. 1 ¥1900(本体)
伊藤正己「憲法入門」有斐閣双書 2006. 3 ¥1600(本体)
加藤一彦「憲法」法律文化社 2012. 10 ¥3200(本体)
中川 淳「新やさしく学ぶ法学」法律文化社 2012. 3 ¥2600(本体)など。
 「テキスト」の指定はありません。
  講義の進め方、「参考文献」については、1回目の講義で説明します。
参照ホーム
ページ
備考
板書しながら、講義を進めていきます。毎回、プリントの配布を行います。
講義時に六法を持参すること。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:49