開講年度2014
科目名教養セミナーⅠ
開講学科現代社会法学科 2013年度以降入学
(全)開講学科法律学科 2013年度以降入学
現代社会法学科 2013年度以降入学
部門教養  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者遠藤 哲也
クラス
単位数1
曜日・時限春学期 木曜日 1時限
キャンパス


サブタイトル
サイエンスコミュニケーションを学ぼう
授業の概要
(目標)
 原子力問題や遺伝子組換え技術などの議論に代表されるように、近年の科学技術は一般社会と切っても切れない関係を持つようになってきました。これに伴って二つの間には、科学の専門家(科学者)や非専門家(一般市民)が、それぞれ単独では解決できない問題がたくさん生じてきています。この境界領域の問題を解決すべく、両者の間で双方向コミュニケーションを実現しようという考えが「サイエンスコミュニケーション」です。
 本セミナーでは一人一人が、ある科学技術に対して「肯定するグループ」「否定するグループ」のそれぞれの立場を考えていき、最終的にその科学技術に対する自分自身の意見を考えていきたいと思います。

 春学期のセミナーでは科学技術について考えることに先立って、まず科学技術に関する新聞記事などの短い文章を要約する練習から始めます。要約することによって、記事の内容を的確に理解することを目指します。最終的にはテキスト指定した本「生命科学の冒険」に載っている「生殖医療」「クローン技術」「遺伝子技術」「脳科学」の中からテーマを1つ選び、その技術について「肯定するグループ」と「否定するグループ」の両者の立場から内容をまとめます。これをもとにクラスの他の人たちと意見を交換する予定です。
授業の内容・
スケジュール
 このセミナーは講義形式ではなく、皆さん自身が何らかの作業を行う「演習形式」で行います。以下のような流れで進めていきます。

・自己紹介
・大学生活の心構え、授業とルール
・ノートやメモの取り方を学ぶ
・文章を要約するテクニックを学ぶ① 論理展開3つのパターン
・文章を要約するテクニックを学ぶ② 一段落を一文に要約する
・文章を要約するテクニックを学ぶ③ 複数段落の文章を要約する
・インターネットを使って情報を収集する
・新聞の科学記事を要約してみる (科学者と一般市民、双方の立場になって)
・科学技術に関する本の要約(一章分)に挑戦する
・クラスの人たちと意見交換をする

昨年取り上げた話題は以下のとおりです。
「グーグル、検索候補にまつわる事件」 「脳科学・脳トレ」 「インフルエンザ」
「将棋 人vsコンピュータ」 「円周率」 「疑似科学」 「生殖医療」など
評価方法
(基準等)
講義時間内に作成・提出するレポートや発表の内容をもとに成績評価をします。

毎週行っていく作業を積み重ねて、最終的にレポート作成や発表につなげていくので、作業へ取り組む態度や出席状況を重視します。従って遅刻・欠席や、講義への取り組みが十分ではないとみなした場合は、減点の対象とします。
テキスト・
参考文献
テキスト:教養セミナー・ハンドブック
    「生命科学の冒険」青野由利・著(ちくまプリマ-新書)760円


参考図書:「『超』読解力」三上直之・著(講談社プラスアルファ新書)800円
参照ホーム
ページ
備考
研究室は4号館3階の生物学教室内にあります。大学生活・勉強など、アドバイザーとして様々な相談にのりますので、遠慮せず研究室にお越しください。
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:57