開講年度2014
科目名教養セミナーⅠ
開講学科日本文化学科 2013年度以降入学
(全)開講学科宗教文化学科 2014年度以降入学
歴史学科 2013-2014年度入学
国際文化学科 2013-2014年度入学
日本文化学科 2013年度以降入学
グローバル英語学科 2013年度以降入学
部門教養  
開講種別春学期
対象学年1年
担当者川口 高風
クラス
単位数1
曜日・時限春学期 水曜日 1時限
キャンパス


サブタイトル
さあ!江戸期の長崎より江戸までのロマンの旅に出かけよう。
授業の概要
(目標)
江戸後期の天保9年(1838)に長崎の皓台寺21世住職の黄泉無著は、将軍徳川家慶の継位により参府して将軍への拝礼と御朱印改めのために出発した。約6ヵ月間の旅であったが、持参品、宿泊所、食事、交流者、献上品などロマンを感じさせる興味深いことが『廿一世代御朱印改参府日録』に記されている。そこで、江戸期の海道図を前に置き、現在どこを旅しているかなどをながめながら原文と書き下し文を対照して解読し、当時の旅の様子をながめてみよう。本講では長崎より姫路までの行動をみる。なお、ケンペルやシーボルトの江戸参府旅行日記や紀行も参考にする。
この日鑑を通して、現在、新幹線に乗れば7時間で行くことのできる長崎から東京までのコースを、江戸期にもどってゆっくり歩いてみたい。
授業の内容・
スケジュール
(I)
 1.2.『大学で学ぶために』の説明(レポートの書き方)
 3.『参府日録』の概要について(1)
 4.『参府日録』の概要について(2)
 5.著者の伝記と著作について
 6.参府の準備期間の様子(1)
 7.参府の準備期間の様子(2)
 8.出府願書差出について
 9.出府御免許について
 10.出立日限願について
 11.参府出立について
 12.矢上宿より内裏まで
 13.赤馬関より広島まで
 14.海田より姫路まで
 15.まとめ




〔アドバイザーとしての指導方針〕
学生生活全般について質問や相談を受け付けます。クラスの親交を深め、一人も挫折しない明るいクラス作りをしたいと思います。
評価方法
(基準等)
定期試験(60%)と授業中の課題レポートや学習態度(40%)で評価する。
テキスト・
参考文献
〈テキスト〉教養セミナー・ハンドブック『大学で学ぶために』(配布)、『参府日鑑』のプリントは当方で用意します。
予習として自分の担当部分をよく調べること。復習は、他の発表者のレポートを整理すること。
〈参考文献〉ケンペル『江戸参府旅行記』 平凡社 ¥1600[080/03/303]
      川口高裕「黄泉無著の「参府記」の訳註研究」(曹洞宗研究員研究紀要第40号)
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ページ
備考
質問などは研究室(2415)に来て下さい。オフィスアワー水曜日(13時30分~15時00分)木曜日(16時50分~18時00分)
画像
ファイル
更新日付2014/08/15 11:32:50