Global Communication グローバル・コミュニケーション

商学の知識と語学力で、世界に笑顔を広げたい。

商学部 商学科 伊藤 綾華さん (愛知県・私立名古屋国際高校出身)
<留学先> コーナーストーン・アカデミックカレッジ/カナダ・トロント

カナダ×ビジネス

マーケティングと英語の学びに熱中。

私は幼いころから英語や海外の文化が大好き。2歳から英会話を習い、中学・高校時代も英語を中心に勉強してきました。そんな私の転機は、大学受験。いろいろな学部や学問について調べていたとき、「マーケティング」に興味を持ち、身近な商品がお店に並ぶまでの流れや「売れるしくみ」を学びたいと思いました。英語以外に心が惹かれたのは、初めてのことです。「新しい世界に一歩を踏み出して、将来の夢も見つけたい!」と考え、愛知学院大学の商学部への進学を決めました。入学してからは商学を幅広く学び、実社会にリンクした知識を身につけています。特に印象に残っている講義が「消費者行動論」。人々の何気ない心の動きや行動がモノ・サービスの売れ行きに大きく影響することを知り、マーケティングの奥深さを実感しました。2年次の秋学期からはマーケティングのゼミへ。ラグジュアリーブランドに着目し、希少価値を高める「売らない」販売戦略を研究しています。こうした新たな学びに熱中するとともに、「大学では長期留学をする」という長年の目標をかなえるため、3年次に休学。約1年間のカナダ留学を決行しました。

カナダのカフェで働き、将来の夢を見つけた。

滞在先は、国際色豊かなまち・トロントです。前半の6か月間は語学学校に通い、トルコ、ブラジル、フランス、イタリアなど多国籍な仲間たちと一緒に英語力を磨きました。自国の文化を英語で紹介し合う演習では、私は着物や和食についてプレゼンテーション。写真付きの資料を見せながら話すと、みんなが「Beautiful!」と興味津々で聞いてくれて嬉しく思いました。また、トロント大学で日本語を教えるボランティア活動にも参加し、世界の人々の日本への関心の高さを肌で感じました。
後半の6か月間は、「英語を使ったチャレンジ」を実行。トロント市内の求人案内を探し、英語で履歴書を作成して、電話で採用試験に申し込んで、面接を受けて……。現地で就職活動に挑んだのです。結果、新しくオープンするタピオカ専門カフェで働くことになりました。カナダには日本のような接客マニュアルはありません。そこで私は自ら考えて、お客様が心地よく過ごせるように「おもてなしの接客」を大切にしました。たくさんのお客様と楽しく交流しながら働いた日々は、私にとって宝物のような時間となりました。
海外とつながる企業に就職し、世界の人々が笑顔になる商品を開発したい―帰国後、将来に対する希望が見えてきました。商学部の学びやカナダ留学の経験を活かし、国際ビジネスの現場で自分を高め続けたいと考えています。