目標に向かって
人々の健康に対する関心が非常に高まっていることに皆さんは気がつかれていることと思います。口腔・歯科の分野においても健康の増進とそれに対応できる医療が重視されてきています。歯科保健分野の一翼を担う歯科衛生士をめざす皆さんには深い知識への理解と高度な技術の習得が求められます。さらに他の医療職とのチームワークを築くことから豊かな人間性、教養、品位を兼ね備え、社会的・時代的な要請である国民の健康づくりと、人々の歯・口腔の健康増進を図る幸せづくりに寄与できる歯科衛生士が求められることは時代の趨勢といえるでしょう。
2006年4月に愛知学院大学短期大学部に3年制の歯科衛生学科が開設されました。今年12年度4月には学科7回生並びに専攻科(口腔保健学専攻)4回生を迎えることができました。本学歯科衛生学科に入学した皆さんは歯科衛生士になるという確固たる目標をもっていることと信じます。
皆さんの母校となる愛知学院の建学の精神は「行学一体」です。「行」とは、患者さんや歯科医療に携わる人に多くふれ合い、人間的な修練を積み、人を理解することができる歯科衛生士の基礎力を養うことです。さらに、「学」とは、基礎歯科学、臨床歯科学を学ぶことにより歯科医学の基礎を学び、歯科衛生士の業務内容に密接に関連する歯科衛生士専門科目群の知識や技術を理論的に学ぶことです。そして歯科医療現場を体験することにより知識の上に技術を積み重ね、さらなる研鑽、努力を続けることです。これらが建学の精神を具現化し、身につけることになります。
そこで、本学科では各学年の科目を段階的に履修して、個々の学力を養成できるようにカリキュラムが作ってあります。修得した理論や技術は併設の歯学部附属病院での臨床実習ならびに他施設での臨地実習において充分実力を発揮しのばして欲しいと思います。
歯科衛生士は時代にあった歯科・口腔衛生業務の専門家にふさわしい能力水準を維持するために、日々の知識を取り入れ社会に貢献できるよう努力をしなければなりません。そのためには不断の研鑽が必要とされます。
最後に、歯科衛生学科の3年間は学ぶことが多岐にわたり、講義および実習の時間が非常に多くなっています。3年間の学生生活を充実した有意義なものにするためには、自分自身の健康管理に充分留意してください。そして、他者に対する思いやりの心を養って、豊かな人間性と協調性を備え、誰からも信頼される歯科衛生士を目指して学生生活を送ってもらいたいと思います。